精子検査（精液検査）を受けた男性の7～8％に精子の減少や運動率の低下が認められ、1～2％に精子が確認できない無精子症が認められます。
芸能界で活躍されているダイヤモンド☆ユカイさんも、自身の著書の中で無精子症であることを告白したことから、「男性が不妊の原因になる」ことが認知されはじめました（その後、なんと3人のお子さんに恵まれています）。
このように、もし精子検査（精液検査）を受けて悪い結果だとしても、妊娠できる可能性があるということがわかりますので、その理由を紹介したいと思います。
知りたいところからどうぞ
無精子症でも妊娠できる可能性がある理由とは？
精巣などを探せば精子を見つけられることがあるから
精子検査（精液検査）の結果、無精子症と診断されたとしてもまだあきらめる必要はありません。
染色体異常など先天的な造精機能障害による(非閉塞性)無精子症の場合は、精子がもともとない場合が多く、採取できる可能性が低くなりますが、精巣や精巣上体、精管を切開してみると精子が採取できることがあります。
10年前までは不可能と判断されたことでも、今は技術の進歩で可能になることが多くなりましたので、まずは精子がいなかった原因が先天性のものかどうかを確認してみましょう。
精子が1匹でも見つかれば妊娠できる可能性があるから
精子がいなかった原因が後天性のものだった場合、精子が1匹でも見つかれば、体外受精などを行うことが可能になります。
体外受精が可能であれば、妊娠することも可能になります。
実際に不妊治療専門のクリニックでは数多くの症例が見られますので、検査結果を見てあきらめることはないことを覚えておきましょう。
少しでも生き残っている精子を元気にするためにできること
少しでも精子が生き残っていればできることはあります。
原因がわかれば対策も立てやすくなります。
食生活を見直すこと
男性の場合、家庭では手作りでバランスの良い食事が摂れても、外出先やランチ、飲み会などでは栄養バランスに気を遣わないという方も多くいます。
味の濃いメニューや脂っこい食べ物は精子に酸化ストレスを与えてしまう恐れがあります。
また、コンビニ弁当やカップラーメンなどのインスタント食品に含まれている食品添加物が、精子や精液の量や質に悪い影響を与える可能性もありますので、妊娠を望む時期にはこれらの食生活を改善するよう心がけましょう。
精子力」を上げる栄養素を多く含む食べ物も積極的に摂りましょう。
「精子力」を上げる食べ物
牡蠣
精子の形成や生殖機能の改善に効果のある亜鉛を多く含む
マカ
生殖機能の改善、精子の質と量の向上
イワシ・サバ
精子の運動率を高める効果のあるコエンザイムQ10を多く含む
大豆製品・白子・きのこ類
ED改善や精子の形成や運動率の改善の効果のあるソイポリアを多く含む
生活環境を見直すこと
生活環境を見直すことも「精子力」をあげるためには大切なことです。
タバコを吸わない（妊活中は絶対に禁煙！）
熱いお風呂やサウナ、長風呂は控える
自転車に長時間乗らない
膝の上でPC作業を行わない など
これらを徹底するだけで、精子の質や量、運動率の改善が見込めることが海外や日本の研究で明らかになっています。
好きなことを徹底的に我慢することは、逆にストレスになりますので妊活には逆効果です。
ただし、カップルでよく話し合い、授かりたいという気持ちを共有できたら、二人で協力して生活環境にも優先順位をつけてみましょう。
「精子力」を高める栄養素をサプリで効果的に摂ること
食生活や生活環境を見直しながら、今いる精子を元気にしてあげましょう。
精子を元気にして「精子力」を高めるには、効果的に栄養を摂ることが一番です。
亜鉛、マカ、コエンザイムQ10、ソイポリアなど、男性妊活に効果があるといわれている栄養素を効率的に摂るにはサプリが一番のおすすめです。
サプリは決められた用量・用法を守れば栄養素の過剰摂取をさけることができますし、カロリーや塩分などを気にすることなく効果的に栄養素を凝縮して摂ることができます。
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おかげさまで、2018年4月に第二子を授かることができました！
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※2018年7月更新
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まとめ：無精子症と診断されても妊娠の可能性はあるのであきらめないこと
無精子症と診断されても、先天性のものでなければ妊娠の可能性は残されています。
1匹でも精子が見つかれば、体外受精などができるので妊娠することができる可能性があります。
「自分はもしかしたら精子に異常があるのでは？」とまだ怖くて検査を受けたことがない方は、クリニックに行かなくても郵送で精子検査（精液検査）をする方法もありますので、まずは自分の精子の状態をチェックしてみることをおすすめします。
大切なのは「あきらめないこと」です。
しっかりと結果を受け止めて、できることを確認して、二人で話し合って妊活をすすめていきましょう。